株式会社すまいるほーむ | 社長の独り言
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13.空気触媒(06/12 15:47)


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セルフィールによる有害物質の分解は、触媒としての反応原理に基づくものです。セルフィールに含まれるカリウム40(<画像:40K>)が、空気中の水分子に働きかけ、ヒドロキシルラジカル(・OH)と過酸化水素が生成されます。過酸化水素からは、セルフィール中の鉄やチタンなどの遷移元素が働くフェントン反応によりヒドロキシルラジカルが生成されます。

また、過酸化水素から生成されたヒドロペルオキシルラジカル(・OOH)や空気中の酸素を原料とする反応によりスーパーオキシドイオン(<画像:O2->)が生成され、このスーパーオキシドイオンも分解反応に寄与します。このセルフィールが生み出すラジカルによる酸化力が細菌やカビに対して有効であり、この反応により、細菌を死滅させ、カビの生育を抑制します。

セルフィールは、空気中の水からヒドロキシルラジカルを生み出し、空気中の酸素からスーパーオキシドイオンを生み出します。これらのラジカルがセルフィールの作用発現に重要な役割を担っています。これらのラジカルは役割を終えれば再び水と酸素に戻り、空気中に帰っていきます。セルフィールは空気と空気中の水と酸素を循環させて利用することにより効果を発揮することから、「空気触媒」と命名しました。 <画像:セルフィールは空気中の水と酸素だけを利用。>

<画像:セルフィールの分離メカニズム>

●触媒とは

<画像:>
触媒とは、正常状態では起り難い化学反応を、そのもの自体は変化することなく、起り易くする作用を有しています。例えば、ホルムアルデヒドを無害なもの(二酸化炭素と水)に分解する反応に関与する触媒として、空気触媒セルフィールの他に、光触媒(二酸化チタン)が良く知られています。
空気触媒セルフィールと光触媒はそれぞれの特徴を有しておりますが、空気触媒セルフィールと光触媒の最大の相違点は空気触媒の作用発現に光(紫外線)を必要としないことです。すなわち、空気触媒は、光が届き難い建物内部や、夜間・物置き等でも空気中の水分があれば24時間効果を発揮し続けることができます。

◆セルフィール(空気触媒)と光触媒の比較

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